2004年11月22日

岳南鉄道

静岡って、通り過ぎてばかりで、伊豆以外はほとんど未踏の地。
せっかくなので、今年の夏、1泊で静岡に行ってきた。

目的は、このあたりの私鉄に乗ってみること。
静岡鉄道と岳南鉄道に乗ってきた。
gakunan1
写真は岳南鉄道岳南江尾駅。

岳南鉄道って、乗りにいこうと思わない限り、乗る機会はほとんどないのではないだろうか。
本数は1時間に1本程度あるが、問題はルート。
微妙な盲腸線なのだ。

工場がところどころに混じる街と、畑の間のようなところをゴトゴト。
富士山はきれいだが、それ以外には特に何もない。
のらりくらりと50km/h弱ほどで走りながら、くねくねと走る。
それが、新幹線の高架下でプツリと途切れるのだ。
見るべきところは何もない。
思い切ったことをしなければ、引き返すしかない。
まさに乗り鉄のためにあるような鉄道だ。
地元の人も、富士駅から1〜3駅で下りてしまう。

gakunan1
でも、「何もない」のがいい。
終点の駅に佇み、しばらく駅舎を見渡す。
そして、思考にふける。

架空鉄道作者は数多いが、こんな鉄道、誰が思いつくだろうか。
終着駅の位置の絶妙なこと!
「つ」の字を反対にしたような路線。
そして、今でも細々と生き残っている姿。
こういう路線に、架空鉄道の中で出会ってみたいものだ…。

私は意を決して、岳南江尾駅から東海道線の東田子の浦駅まで、何もない一本道を歩き始めた。
道のりは3km。これまた、歩くか、岳南鉄道で同じ道を引き返すか迷う微妙な距離。
背にして歩く富士の嶺が、「物好きめ」と笑っているような気がする昼下がりだった。
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posted by 栃木急行電鉄 at 23:28| Comment(2) | TrackBack(1) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
岳南鉄道は貨物が目的なので
現状の路線で全く問題ありません。
Posted by 貨物 at 2005年05月28日 22:33
ほんとは、沼津まで延伸される予定だったのに中途半端なところで止まってしまいました。

純粋に貨物だけなら、せいぜい比奈駅あたりで十分です。須津や江尾は(貨物線としてみれば)おまけです。貨物のメインは原田駅あたりでしょうか。

あと、起点は吉原駅です。

一時期、岳南江尾に新幹線新富士を…というので盛り上がりましたが、やはりあんな片田舎を駅にするという酔狂はなく…
Posted by のら at 2006年04月29日 18:53
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Weblog: 鉄道のある風景weblog
Tracked: 2006-03-30 00:22
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